巻き爪

巻き爪とは?

巻き爪とは、爪の両端が丸く内側に巻き込んだ状態のことを言います。爪は爪母と呼ばれる爪の根本の部分で作られて、通常は真っすぐ伸びていきますが、巻き爪の場合はこの伸びていく段階で内側に丸く湾曲していきます。巻き爪は手の指で見られる場合もありますが、多くの場合は足の親指に見られます。

巻き爪の原因

巻き爪の主な原因は圧迫や外反母趾、深爪などです。つま先が細いヒールや靴を長時間履いていたり、サイズが合っていない靴を履いていたりすると、足の爪が圧迫されて巻き爪になる可能性があります。ウィンタースポーツが盛んな札幌市においては、スキーやスノーボードの際に、つま先に圧迫がかかりすぎないよう、厚手の靴下を履くなどの工夫をしましょう。

巻き爪と陥入爪の違い

巻き爪とよく一緒に疑われるのが陥入爪(かんにゅうそう)です。
「陥入爪」は、爪の先端の角が周囲の皮膚に食い込んだ状態のことを言います。陥入爪は、爪の角が指よりも長ければ爪が皮膚に食い込むことはないため、爪の切り過ぎが主な原因になります。巻き爪が進行して湾曲がひどくなると、爪が指の皮膚に食い込んで、痛みが生じたり、感染を伴う炎症が起きたりすることがあり、この状態になると巻き爪と陥入爪の合併と診断されます。

巻き爪の治療

巻き爪は進行すると陥入爪と合併する場合があり、長期間の治療が必要となります。爪の湾曲が気になる場合は、早めに皮膚科の受診をお勧めします。
たけだ皮膚科スキンケアクリニックでは、巻き爪の状態を悪化させないような爪の矯正方法をご指導し、陥入爪になることを防ぎます。

保険適応の治療

爪切り指導、綿花法、テーピング固定、ステロイド外用薬の処方など上記の治療により、巻き爪の原因を検討し、患部の適切なケアで、悪化を防ぎます。
また、生活に支障を伴うレベルでの陥入爪を繰り返す場合、爪の根本から巻き込んだ部分の爪が再生しないよう特殊な薬品で処理をする「フェノール法(手術)」も行うことがありますので、ご相談ください。

×自費治療

VHO式矯正法、弾性ワイヤー法はワイヤーを使って爪の湾曲を矯正する方法です。
当院では、実施しておりませんので、ご了承ください。

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